死んでいくもの

花瓶の花もいいのですが、
それは、ゆるやかに死んでいくものの美しさです。
土に根を張っている花は、そこに生き続ける希望を抱えています。
枯れたように見える樹木でも、まだ土の中で根が生きているなら、
まだまだ続くいのちを芽吹かせてくれます。
ー糸井重里が『なんでもない年にも、できること』の中で


よく考えたらこの手帳は
当然のことながら、
震災前に作られたんだけど、
言ってることがピタリとはまるので
ちょっとすごいぞ、と思ったりする。

それはそれとして、

瀕死の白鳥

を思い出した。

観たことがあるわけではなくて、
萬画に出てきた、
少女の解釈を。

瀕死の白鳥
は、まだ生きたくて
生きていたくて
必死に生きようとしているのだ
という表現になった。

動物でも植物でも
生きているものは
皆、死ぬまで生きる権利と義務がある
と猫は感じているので、
それはそうなんだろうと思う。

勝手に殺されて
生けられた花にも
まだ命がある限り
ずっと生きていたいと思うのだろう。

死んでいくのだけど、
死にたいと思って
死んでいくわけではなくて、
生きたいんだけど
叶えられなくて
どうしようもなくて、
死んでいく、死に向かっていく。

それから、これも思いだした。

冬の前に、すっかり葉も落ちて
枯れてしまったように見える
鉢植えを買った。

ずっと水をやって、
毎日観ていて、ときどき見ないで。

そして春になったら、
とうとう芽吹いた。

その時の感情は
歓喜
と名付けるのがふさわしいような
感情だった。

いつもなら、青色が一番好きなのだが、
そのときの芽吹きの若葉は
世界一うつくしく見えた。

これは、
忘れてはいけない
覚えておかなくてはならない
感情だと思った。

きっと忘れないとも思った。

百姓はいつもこんな喜びを共にしているのかな?
だとしたら素晴らしくうらやましい職業だと思う。
       山猫屋@管理人

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