涙の理由

「泣ける」ブームに違和感を持った人は
本が出るくらいには、
それなりに数がいたということだ。

「「人が死ぬことが悲劇」ではない」
と言い切ってくれるのは小気味いい。
死に方によって悲劇になるということで、
死ぬまでのプロセスが肝腎なのだと思う。
そして、必ずしも、死んだから悲劇ではなく
死ななかった悲劇もあるわけだ。

「ひねくれ者」という言葉
よく言われる。
別な言い方としては
根性がひね曲がってる、腐ってる
とも言われる。
そこまで言う相手の根性はどうなんだろう?
と感じたりもするところからして、
実際、ひねくれているのかもしれない。
判断するのは言う側であって、私ではない。

「周縁の人」
は、自分は限りなくそれに近いなあと思う。
綱渡りの道化師のような気分に、ときどきさせられる。

カズオ・イシグロは読まなくちゃと以前から思いつつも
この本に出てきたものについては、内容を知ると、いまさらなあ、という気もする。
従順すぎる家畜の話は、今に始まるモチーフではない。

一方で、従順すぎる理由を考えた。
絶望していて、現世に希望がない場合
逆らう理由が見つからないのではないか。
とか。
逆に、従順な家畜を欲しがる理由が
むしろ、わかりづらい。
「そういう人種がいる」ことは理解しているが。
その理由は、昔から理解しづらい。
何の意味もない気がするのだな。
そんなものが手に入っても、
餓えは満たされない。

「取り替え可能」
で、二つ思い出した話がある。
単行本になったかどうか、追跡してないからわからないが、
一つは、電子レンジで製造するコピー人間の話。
現実の人間と取り替えられていく。
MOE(雑誌)に読みきりで載っていたもの。
一つは、漫画。
やっぱり短編の読みきり。
       by Izushi Shu


涙の理由
Takarajima Books
重松清

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